IO-Linkポート搭載のDINレール電源
電力、温度、ステータスに関するリアルタイム情報をIO-Link経由でお客様の電源から直接送信します。
初のIO-Linkポート内蔵型
DINレール電源
電源はシステムの中央の交点に 設置されます。電源には、単に電流が流れているだけではありません。電源は、事業会社やシステムメーカーにとって特に重要なリアルタイム情報を大量に記録します。
このような情報を活用することによって、システムの可用性を高め、維持管理費を削減できます。つまり電源は、コンバータとして機能すると同時にセンサーとしても機能することができ、「製造業におけるモノのインターネット(IIoT)」に大きく貢献します。
DIMENSION QT40.241-B2 には、プルス初の三相DINレール電源(24 V/40 A)が採用されており、ユーザーはI/Oポート経由でこのシステムデータを利用することができます。
新しいIO-Link機能を搭載した
信頼性の高い電源
新しいネットワーク機能
IO-Link v1.1 (IEC 61131-9)
4極M12プラグコネクタ
伝送速度:COM3(< 230.4 kBaud)
内蔵型不揮発性メモリ
信頼性の高いコンバータ機能
三相 | 960 W | 24 V、40 A
効率95.3 %、幅110 mm
5秒で+ 50 %のBonusPower
サーキットブレーカーを遮断するのに10ミリ秒で100 A
アクティブPFC(高周波抑制)
-25 °C~+60 °Cでフルパワーを発揮
Manufacturing Leadership Awardを
発売開始前に受賞
コンサルティング会社 Frost & SullivanのManufacturing Leadership Councilは、製造業のデジタル化に貢献する革新的な技術を追求しています。
プルスはそれを念頭に置き、2018年度第1四半期に同社主催のアワードの審査団にQT40.241-B2を提出しました。審査メンバーは念入りなテストを実施することで、電源がメーカーに与える付加価値を精査し、プルスの顧客志向の戦略を高く評価しました。
その結果、正式な発売の前であるにもかかわらず、QT40.241-B2 は栄誉あるManufacturing Leadership Awardを受賞しました。
重要な情報を
お客様のアプリケーションから直接収集
非周期パラメータ | ON DEMAND
非周期パラメータには、静的および動的なデバイス情報と、マスターによっていつでも照会できる入出力パラメータが含まれています。
デバイス情報(静的)
- 製造者名
- 製品名
- シリアル番号
- ハードウェアおよび
- ファームウェアの検査状況
デバイス情報(動的)
- デバイスのランタイム
- 残余耐用年数
- 気流の温度
入力パラメータ
- トランジェントカウンター
- 入力電圧
出力パラメータ
- 出力電圧
- 負荷レベル(%)
周期パラメータ | PUSH
出力電流は周期プロセスデータに含まれており、2ミリ秒ごとにQT40.241-B2によってIO-Linkマスターに送信されます。
- 出力電流(2ミリ秒ごと)
イベント | PUSH
イベントは、警告やエラーメッセージである可能性があります。 (入力電圧が低すぎる/または高すぎる。過負荷/または温度が高すぎるなど)
- DC警告
- BonusPower
- 過負荷
- 温度が高すぎる
- 入力電圧が高すぎる
- 入力電圧が低すぎる
- 電源障害
- 要メンテナンス
リモート機能 | WRITE
ユーザーは、設定ソフトウェアを使用してQT40.241-B2の出力電圧を設定し、リモートでデバイスのオン/オフを切り替えることができます。
- 電源のスイッチオン
- 電源のスイッチオフ
- 出力電圧の設定
通信プロトコルとしての
IO-Linkのメリット
信頼性
複雑な通信プロトコルと比べ、電源のIO-Linkポートのコンポーネント要件は低くなっています。これにはいくつかのメリットがあります。追加コンポーネント数が少ないため、QT40.241-B2のMTBF値(平均故障間隔)を常に高く維持されます。678,000時間というMTBF値は、デバイスの信頼性と耐障害性が高いことを示しています。
使いやすさ
IO-Linkにはプラグアンドプレイ機能が装備されているため、ユーザーは簡単に使用することができます。簡単かつコストパフォーマンスの高い方法で設置や操作ができます。ポートは、標準の非シールドIOケーブルを使用して接続できます。また、あらゆる標準フィールドバスおよび自動化システムに対応しており、ニーズに合わせた使い方ができます。
安全性
IO-Linkは、高い堅牢性と安全性を備えています。産業用電源は、あまり自動化されていない過酷な環境にさらされることが多く、外部による操作から守る必要もあります。IO-Link経由のデータ転送機能は、このような用途を考慮して実地試験されています。
既存のIO-Linkシステムへ
QT40を統合
IO-Linkは、フィールドレベルからセンサーとアクチュエータ(IO-Link機器)の信号を取得することができます。IO-Linkマスターによって、これらはそれぞれのフィールドバスシステムに供給され、オートメーションシステムに送信されます。
フィールドバスとIO-Linkの組み合わせによって、あらゆるレベルで継続的な通信が可能です。IO-Linkは、すべての一般的なフィールドバスやオートメーションシステムと互換性のあるオープン標準です。そのため、柔軟に使用することができます。
IO-Linkマスターに接続するだけで、 QT40.241-B2 を既存のIO-Linkシステムに統合することができます。IO-Linkマスターに接続するには、標準化された非シールドのIOケーブルを使用します。設置や操作が簡単で、費用対効果の高い方法により実装できます。
IO-Link電源導入の
主な利点
時間とコストを
節約
- 需要志向の予防保守
- ユニット交換時の自動パラメーター化
- ダウンタイムの回避
- システム使用率の向上
カスタマーサービスの
向上
- 障害発生時には、分析とトラブルシューティングを迅速に実行
- 電力系統の品質分析
機械学習が
簡単
- デジタル負荷プロファイルにより、摩耗を自動検出
- 電流をデータソースとしたビッグデータの問題(非互換性、不整合など)を回避